シーズンに向けて ３年立野寛太

こんにちは。福岡教育大学アメフト部3年、アナライジングスタッフとして所属しています立野　寛太と申します。今回はシーズンに向けて、自分が考えていることを少し話したいと思います。

私はディフェンス部門に所属しており、相手チームのオフェンスを分析したり、ダミーチームと呼ばれる相手オフェンスを模したチームの攻撃を考えたりしています。アメフトは頭脳戦と呼ばれるのですが、それほど作戦の相性で有利不利が大きく変わるスポーツだと考えています。相手のオフェンスを見てみると、とても細かく「こだわり」を持って組み立てられていると感じる場面が多くあります。何回も練習してヤードを獲得できるまでになったのかと感じる力強いプレー、創造性豊かなアッと驚くプレー、身体能力でカバーしている目を見張るほどのプレーなど私がアメフトの勉強や研究をする中で多くのオフェンスに出会いました。

しかし、私が2年間「ディフェンス」にいる理由。それは、相手の戦術を調べ上げた上で、有利な作戦と圧倒的なパワーでオフェンスを「崩す」面白さがあるからです。どのように速いQBを止めるのか、奇策に対応するのか考える時間・練習して予想していたプレーが当たった瞬間。これらは自分の性格に合っているのかなと思います。そして最も好きなポイントとしては、入念に研究しても想定外が試合に存在するところです。分析してもサインを出しても人と人がぶつかり合うアメフトでは、予想外の展開も多々あります。ディフェンスは身体能力１つでオフェンスのこだわりを圧倒することが出来るのです。

プレーヤーの身体能力を信じること、本番の想定外を予想してリスクを減らすこと、これら２つがディフェンスASの軸になっているのではないでしょうか。私は対戦校のデータを分析して、対策も考えてきました。しかし、試合になればプレーヤーの動きで相手と勝負します。「Lionsは九州制覇できる。」そう自分自身に言い聞かせて、上からプレーヤーを信じたいと思います。拙い文章になりましたが読んでいただきありがとうございました。