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執筆者の写真アメリカンフットボール 福岡教育大学

シーズンに向けて 2年古川廉


こんにちは。福岡教育大学アメリカンフットボール部2年WRの古川廉(ふるかわ れん)です。


私は去年、この大学に入学しアメフト部LIONSに入部することを決めました。しかし、コロナウィルスの影響で入部が例年よりも大幅に遅れ、試合に出場しプレーすることも出来ませんでした。だからこそ、4年生の先輩方が引退し新チームになった今シーズンは、チームの目標である九州制覇に向けてチームの主力となり、活躍してやろうという気持ちでいっぱいでした。しかし現実はそう甘いものではありませんでした。コロナウイルスが猛威を振るい、緊急事態宣言が発令され、幾度となく試合が延期・中止となりました。チームでの全体練習もままならず、練習できない日々や、出来ても少人数での時短練習が続きました。そのときは「どうせまた練習したって試合は延期になるだけでしょ」とモチベーションが落ちかけた時も正直ありました。しかし、キャプテンである宮川主将をはじめとする多くの先輩方が、モチベーションを落とすことなく淡々と試合への準備をしている姿を見て、私たち下級生もモチベーションを落とすことなく準備をすることが出来ています。


 コロナウィルスによって出来ないことが多い現在ですが、コロナウィルスの影響が良い方向に転がった面もあると私は考えています。それは"個の力"を養えたということです。思うように練習ができなかったからこそ、個人で考えてトレーニングをしたり、限られた練習時間内で自分の弱点を克服したりするという自身と向き合う機会が増えました。その結果、コロナがあったからこそ「今のままではダメだ」と自分を律し、個の力を養ういい時間になったと感じています。私自身、またいつ練習が出来なくなるか分からないため、日々の練習の1プレー1プレーを"絶対成功させる"という思いで挑んでいます。


 現在、今までにないほどのコロナウィルスが流行しており、また緊急事態宣言が発令され、ろくに練習ができない日々が来るかもしれません。しかし、私たちは今まで通り"九州制覇"という大きな目標に向け、淡々と努力を続けていきますので、応援よろしくお願いいたします。


ご精読ありがとうございました。

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