こんにちは。
福岡教育大学アメリカンフットボール部 LIONSで副将兼ストレングスリーダーを務めさせていただいております、播本颯貴(はりもとさつき)と申します。
今回は四年間を振り返りながら、秋シーズンに懸ける思いについて書かせていただこうと思います。
私は幼い頃から高校まで長く野球を続けてきました。しかし、大学に入ると、気づけばライオンズに入部し、気づけばアメフトに熱中していました。先輩方の背中を無我夢中で追いかけていた一年生の頃から、最上級生としてのラストシーズン、振り返るとあっという間に過ぎていきました。
憧れの先輩方と挑んだ一年目。
知らない方もいらっしゃるかも知れませんが、私たちはこの年に二部のチームとの入れ替え戦に負け、二部リーグに降格しました。アメフトの楽しさと共に自分の実力の無さを痛感させられる一年となりました。入れ替え戦で落とした一球がなければと、今でも悔やみます。
負ける事が許されなかった二年目。
一年で一部リーグに復帰するため、昨年の雪辱を果たすため、その事だけを考えて取り組んだ一年でした。チームとしては秋シーズン全勝優勝で、入れ替え戦にも勝ち一部リーグに返り咲くことができた最高のシーズンでした。あの頃の四年生が背負っていた重圧は下級生の私たちでは計り知れないものだったと思います。
一部リーグに復帰して迎えた三年目。
九州制覇をチームの目標に掲げ始まったシーズンも、コロナウイルス影響で春リーグ中止、4月から7月までは部活動も休部。秋リーグも短縮された上、なんとか実施されました。もはや生活の一部となっていたアメフトが生活の中から消え、秋シーズンへのモチベーションを保つのが難しかったですが、多くの関係者が携わってくれたおかげで秋シーズンを迎える事ができました。しかし、九州大学に大敗した事や、自分自身の成績、1年間のアメフトの物足りなさ等、納得のいく結果ではありませんでした。
そして最後の四年目。
私たちは今年こそ「九州制覇」なしとげるために取り組んできました。しかし、先日の九州大学戦でその目標は、ほぼ絶望的な状況となってしまいました。コロナ禍での練習不足、教育実習で主力の3年生が欠場していた中、後輩たちは最後まで精一杯戦ったと思います。
しかし、勝てませんでした。
チームを勝たせてあげられなかった、優勝するチームへ仕上げることができなかった事に対して自分の無力感を感じました。
残りの試合へ切り替えるのは容易ではありません。そのくらい九州制覇への思いは強かったのだと思います。
しかし、下を向いてる時間もありません。
私たち4年生はもう残り2試合、残り1ヶ月しかアメフトができません。ましてや、相手チームが棄権する可能性も考えると次の試合、次の練習が最後なのかも知れない、そういう状況に立たされていると思います。
1年間思うように活動できず、とても苦しいシーズンとなりました。この思いを共にしてきた仲間たちと残りの試合は、なんとしても勝って終わりたいと思います。
そして「九州制覇」という記録を残すことはできなくても、今までお世話になった先輩方、応援してくださる全ての方々、そしてこれからのLIONSを託す後輩たちの「記憶」に残るようなシーズンにして最後のシーズンを締めくくりたいと思います。
残りの試合も変わらぬご声援をお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
p.s.秋シーズンが終わる頃には全員で笑って集まれる日常が戻りますように。
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